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2008年5月 9日 (金)

LUNATIC SCOPE vol.9

Kunt001
5月8日木曜日、平日の夕方にもかかわらず、新宿URGAは40人以上の客がつめかけていた。
イベント名はLUNATIC SCOPE vol.9。
ノイズイベントである。
残念ながらいままで私はこのイベントに行けなかったので、今回が初参加。やはり本物のノイズを生で聞くと違う。
ノイズといっても最近のクラブ寄りのノイズは、リズムがある程度決まっているので、展開が読めてしまう部分があり、それはそれで面白いのだが、やはり生の演奏は、この種の音楽は即興性が高いために、本来の持ち味である、「一寸先は闇」「板子一枚下は地獄」的な展開の読めない、アンフォルメルな魅力と、それにともなう緊張感が期待できる。そして爆音ノイズを聞きなれることで聴覚が麻痺することによっておこるのかもしれない陶酔感や、時間感覚の喪失といった、いわば一種のトランス状態も楽しみの一つだ、私にとっては。
ああ、酒しか飲んでませんよ…
オーガナイザーは元メルツバウのREIKO.A。
そして会場には西新宿のノイズ専門店の名物店長の姿も。
であるから、会場に入るやいなや、私と全くの初対面ではないお二人がいたので、緊張感は解けてしまった。
まず物販の量の多さと質の高さに驚く。
当日出演のアーチストの作品を全部買うことなどとてもできない。延べ50点以上。凄い充実ぶりだ。
そしてほぼ定刻に演奏開始。
まず、最初はFECALOVE。
実は出演予定だったSPLINTER vs STALINのメンバーの一人。20分ほどの演奏は爆音で聴衆を釘付けにする。
そして次にALPHA AILUROS(GOVERNMENT ALPHA + REIKO.A)<JAPAN> 。
ノイズ・デュオはCROSSBREDとAKIRA DEATHを足して2で割ったような音楽性か。
三番目が本日注目のオーストラリアの女性デュオ、KUNT。ノイズに合わせて叫び、鋼鉄のディルドーを装着した金髪美女が、グラインダーで鋼鉄ディルドを削ると、大きな火花が飛ぶ。ちなみに観客最前列にいた私、火花を浴びたので、あわてて逃げましたが…とにかくフロアにおりて火花を散らすので、危険でした。でも満足。また見たいKUNT。
そして四番目がD.B.P.I.T. + CrisEx (of Lendormin)
with kenji Siratori + Kumiko Okamura <ITALY +JAPAN>
ノイズの巨匠M.B.ことMaurizio Bianchiを生んだ国、イタリア出身のアーチストに日本のkenji Siratoriが組んだ多国籍ノイズ集団。
これも凄かった。当初はダークなドローン・ノイズだったのが、次第にハイスピードなハーシュノイズに代わり、強烈なリズムまで現れる展開はグレイト!
そして最後が元C.C.C.C.の長谷川洋ことASTRO。今回は演奏とメキシコからのVJ_type の映像とのコラボレーション。観客は身動きもせず、陶酔したかのようにパフォーマンスに釘付けになっていた。
以上が演奏だが、どれも文章では書き表せないほど密度の高いものだった。そして演奏と演奏の合間に、アーチストや観客と歓談の時間もあり、いろいろな収穫もあった。
次回のイベントLUNATIC SCOPE vol.10は場所は同じ新宿URGAで、7月17日木曜日18時30分開場、19時開演で行われるので期待している。

以下出演順

◆SPLINTER vs STALIN <ITALY>
◆ALPHA AILUROS(GOVERNMENT ALPHA + REIKO.A)<JAPAN>
◆KUNT<AUSTRALIA>
◆D.B.P.I.T. + CrisEx (of Lendormin)
with kenji Siratori + Kumiko Okamura <ITALY +JAPAN>
◆ALPHA AILUROS(GOVERNMENT ALPHA + REIKO.A)<JAPAN>
◆ASTRO/Hiroshi Hasegawa + _type <JAPAN + Mexico>

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